小田商店のシステム思想らしきもの
在庫商品点数8000点程度、登録商品数70000点程度、毎日のトランザクション数600から1000件くらいなので、これをどう扱っていくかという現実を目の前にして、どうシステムを導入するかということに最初に頭を悩ませた。
そんなこんなで長年取り組んできたなかでの、方針というか思想はこんな感じです。
経営者に求められる仕事
- 仮説をたてて描くこう変わるだろうという未来像に向け、経営層しか判断できない全体の構成変更を行う、DXの領域まで踏み込んで思考すること。
- 未来像が見えると、バックキャストしつつ、スタート地点である現在の業務から何に手をつて変化させるかを決める。
- 変化を柔軟に支えていく部分としての小田商店の強みである従業員の自律型組織として実装
- ベンダーロックインあかん、それはデータを大事にするため
システム投資のの基本方針
1.ベンダーロックインは避ける
システムが特定のベンダー等しか使えなくなることは避ける。丸投げで頼まない。
2.できるだけDIYで行う
できるだけ、自分たちで構築し内製化する。自分たちの範囲設定が難しいが、丸投げをへらす。
3.2年くらいで償却を考える。
諸行無常が跋扈する世界なので、できるだけ最新の機器、ソフトウェアを使用することで、問題を避けたり、快適な動作スピードを維持する。
4.専門家に聴くくらいなら自分たちで買って試す。
ソフトウェアやハードウェア自分たちで買って試して、だめなら捨てる方針、コンサルティングを頼むくらいなら、その費用で買って試せる。
5.できるだけコモディティ化されたものを使用する
できるだけ世間で多く売られているものを組み合わせて使用する。ピッキング端末も以前は専用ターミナルを買っていたが、現在ではiPhoneを使用している。
6.稚拙でも自社設計を行い、設計力をつける。
システム構成の設計を自分たちですると、素人に毛が生えた構成になるので、結果的にコモディティ化がすすむ。またデータベースの設計や機種選定などは自分たちで行う。
思い出したら書きます。