下水道排水設備工事責任技術者

下水道排水設備工事責任技術者とは

下水の処理に必要な排水装置工事の計画から施工、メンテナンスまで一通り行います。
排水設備とは家庭や企業から出る汚染を受け止め、公共下水道に引き込む装置(排水管など)全般を指します。
 
また各都道府県や市区町村の条例で登録された「下水道排水設備指定工事店」でなければ排水設備の設計や施工を行うことができません。この指定工事店となるためには、1名以上の排水設備工事責任技術者の選任が不可欠です。
 

下水道排水設備工事責任技術者の仕事内容

下水道排水設備を新たに設置する際には、設置計画から施工・現場管理まで、一連の流れを担当します。また施工図面の作成やスケジュールや予算管理なども発生するため、書類作成や事務処理もこなさなければなりません。技術者の時とは違い、専門知識の活用だけでなく他業者との調整も発生するため、より難易度が高い仕事といえます。
 
また既に設置された排水設備のメンテナンスも主な仕事です。
下水道排水設備は専門の知識が無ければ管理が難しいため、排水設備工事責任技術者指導のもと、装置の老朽化や故障がないかの点検・管理を行います。
また老朽化に伴い撤去が必要となった場合も撤去工事の計画から施工まで担当します。
下水施設管理になくてはならない仕事といえます。
 

受験資格

各都道府県により多少異なるため管轄の窓口に確認しましょう。
 
学歴要件を満たす方
 大学や高等学校などで土木や設備工業など、一定の過程を終了した者。
 
実務経歴要件を満たす方
 高等学校を卒業したもので排水設備工事または排水設備工事以外の下水道工事あるいは水道工事の設計または施工に関し1年以上の実務経験を有する者。
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5年ごとの資格更新手続きが必要。

更新手続きの前に登録した住所宛に資格登録更新実施案内や申込書が送られてきます。
また、更新の際には講習の受講も必要となります。
更新を行わないと資格抹消となりますので、住所の変更などがあった場合は速やかに変更手続きをしておきましょう。
 
※随時更新中